現役美容師おすすめのシャンプー成分
シャンプーの危険な成分一覧を美容師が公開!もう髪や頭皮に負担をかけない

「最近、頭皮がかゆくて…これってシャンプーのせいですか?」
ある日、常連のお客様からこんな相談を受けました。
実際に頭皮をチェックしてみると、赤みや乾燥が目立ち、明らかに負担がかかっている状態でした。
話を聞いてみると、使っていたのは市販の“香り重視”のシャンプー。
成分を調べてみた私は、思わず眉をひそめました。
実は、知らずに使っている方が多いのですが、シャンプーには髪や頭皮にダメージを与える危険な成分が含まれていることがあります。
この記事では、美容師としての視点から、シャンプーの危険な成分一覧をわかりやすく紹介し、なぜそれが問題なのかを解説します。
「何を選べば安心なのか」がわかる内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【一般的に「危険」と言われやすい成分名一覧】
●洗浄成分●
ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、スルホコハク酸TEA、スルホコハク酸Na、
●防腐剤●
パラベン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、フェノキシエタノール
●アルコール類●
エタノール、イソプロパノール
●香料●
合成香料
●コーティング剤●
ポリクオタニウム類、ジメチコン、シクロペンタシロキサン
●着色料●
赤○号、青○号、黄○号
✔本記事のテーマ
監修者

中村良太(オーナー中村)
2003年:大阪美容専門学校卒業
2001年〜2014年:府内美容室在籍
2014年8月:Hair Room Donico開業 美容師歴23年
▶▶ 美容師免許、管理美容師免許(美容師・管理美容師免許の概要)
著者

「Hair Room Donico」は、癒しと美しさを追求するヘアサロン。アットホームな空間で、経験豊富なスタイリストが丁寧なカウンセリングを行い、髪質やライフスタイルに合わせた施術をご提供。お客様が自分らしく輝けるスタイルを提案し、心地よい時間を提供します。
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シャンプーの「危険な成分」とは?押さえるべき基準を美容師が解説

シャンプーに含まれる“危険な成分”とは、単に名前が強そうだったり、SNSで噂されているという理由だけで判断するものではありません。美容師の立場で重要なのは、 「その成分が髪質・頭皮環境にとって負担になるかどうか」 という実際の影響です。
まず押さえておくべき基準は、大きく分けて以下の4つです。
① 洗浄力が過度に強く、必要な皮脂まで落としてしまうか
脱脂力が強い成分は、頭皮の乾燥・かゆみ・フケ・カラーの褪色を引き起こしやすく、特に乾燥肌・敏感肌の方に負担になります。洗浄力そのものが悪いわけではなく、「強さと髪質のミスマッチ」が問題です。
② 刺激性が高く、肌トラブルの原因になりやすいか
界面活性剤や防腐剤の中には、敏感な人で刺激・赤み・かゆみが出ることがあります。全員に起こるわけではありませんが、肌が弱い方は成分の相性が重要です。
③ 残留しやすく、髪のごわつき・硬さにつながるか
一部の洗浄成分や補修成分は、髪に残って蓄積し、毛先が硬くなる原因になることがあります。「ダメージ毛なのに髪が硬い」と感じるケースは、成分残留が関係していることが多いです。
④ 香料・添加物が強すぎて、頭皮に合わない可能性があるか
香りの良さは魅力ですが、敏感肌の方は香料や一部の防腐剤でかゆみが出ることがあります。
ただし、これも “危険だからダメ”ではなく、“肌質との相性”がポイント です。
美容師として伝えたいのは、危険成分は“存在する/しない”の二択で語れるものではなく、「その人の髪と頭皮に対して負担になる可能性がある成分かどうか」という視点で見極めることが大切だということ。
この基準を知っておくことで、SNSにあふれる「この成分は危険!」という一面的な情報に惑わされず、自分に合う1本を選びやすくなります。
美容師が注意している危険成分【一覧】

シャンプーの成分には数百種類以上ありますが、美容師として日々のサロンワークで「これは髪質によっては負担になる」と感じるものは、実は限られています。ここでは、一般の方でもわかりやすいように、 “髪や頭皮にトラブルが起きやすい原因になりやすい成分” を絞って紹介します。
ラウレス硫酸Na
強めの洗浄力が魅力ですが、乾燥肌・敏感肌の方には負担が出やすい成分です。必要な皮脂まで落としやすく、パサつき・褪色の早さ・頭皮の乾燥に直結します。皮脂分泌が多い人には問題ないことも多いですが、“乾きやすい髪質”には不向き。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
サロン現場でも「強力に落ちすぎる」と認識される成分。
スタイリング剤をよく使う人や脂性の頭皮には向きますが、ダメージ毛・乾燥頭皮の人は相性が悪いことが多いです。
高濃度のアルコール類(エタノールなど)
配合目的は溶剤やさっぱり感の補助ですが、乾燥肌の方は刺激や乾燥を感じやすい成分。すべてが危険ではありませんが、「上位表示+高濃度」に注意。
強すぎる香料
香りでごまかされがちですが、美容師として一番トラブル相談が多いのが香料による刺激。
特に “香りが長く残るタイプ” は、香料が多めに配合されていることが多く、敏感肌の人はかゆみが出ることがあります。
防腐剤(パラベン・フェノキシエタノールなど)
防腐剤自体が悪いわけではなく、体質によっては刺激が出る可能性がある成分。
特に敏感肌の方は、刺激を感じやすいケースがあります。
高分子ポリマー(ポリクオタニウム類など)
髪をコーティングすることで手触りが良くなる反面、蓄積しやすく髪が硬くなる原因にもなります。ダメージが強い方ほど残留の影響が出やすいです。
美容師として強調したいのは、危険=絶対悪ではなく、「合わない人にはトラブルが出る可能性が高い成分」ということ。
成分単体で“良い・悪い”を決めるのではなく、自分の髪質・頭皮環境との相性を知ることが何より大切です。
使ってはいけないシャンプーについては、以下の記事に詳細を書いています。

美容師が推奨する「安心して使える成分」

「危険な成分」が気になる一方で、ではどんな成分が安心して使えるのか——美容師として、日々お客様に提案する際の基準はとてもシンプルです。
それは “洗浄力がマイルドで、頭皮に負担をかけず、髪の保湿力を落とさないもの” を選ぶこと。
ここでは、特におすすめしやすい安全性の高い成分を紹介します。
● ココイル系(ココイルグルタミン酸Na、ココイルアラニンNa など)
アミノ酸系の中でも特に低刺激で、乾燥・敏感肌に最も相性が良い洗浄成分。
洗い上がりがしっとり・なめらかで、ダメージ毛やカラー毛にも安心して提案できます。
● タウリン系(ココイルメチルタウリンNa など)
アミノ酸系よりも少しだけ洗浄力があり、“やさしいのにスッキリ” が欲しい人に最適。
頭皮に潤いを残しながら洗い上げられるため、幅広い髪質に使いやすい成分です。
● メチルアラニン系(ラウロイルメチルアラニンNa など)
さっぱりした洗い心地なのに刺激が少なく、ベタつきやすい頭皮との相性が抜群。
「優しいだけだと洗い足りない」という方にちょうどいいバランスです。
● ベタイン系(コカミドプロピルベタイン など)
補助的に使われることが多いですが、実は 非常に低刺激で泡質をやわらかくする優秀な成分。
敏感肌・子ども・乾燥毛にも安心して使えるボディーウォッシュ級のやさしさがあります。
● ケラチン・シルク・コラーゲンなどの補修・保湿成分
危険性が低いどころか、ダメージ毛の味方になる成分。
熱ダメージやカラーの褪色を抑えたい人には、積極的に入っていてほしい成分たちです。
美容師として感じるのは、刺激の強い成分を避けるだけでは“良いシャンプー”にならないということ。
大切なのは、「やさしい洗浄成分 × 髪を守る補修・保湿成分」という正しい組み合わせを選ぶこと。
これらの成分が入っているだけで、敏感肌の方でも安心して“毎日の洗髪ダメージ”を最小限に抑えられます。
結局どれを選べばいい?髪質・悩み別の選び方

危険成分を避けるだけでは、本当に自分に合う1本にはたどり着けません。
美容師として大切にしているのは、髪質・頭皮の状態に“合った洗浄力”を選ぶこと。
ここを間違えると、どんな高級な商品でもまとまりません。
ここでは、髪質・悩みごとに“どの成分を選べばいいか”をわかりやすくまとめました。
■ 乾燥しやすい髪・敏感肌
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめ成分 | ココイル系・ベタイン系・タウリン系 (マイルドな洗浄力+高い保湿力) |
| 向く髪質・肌質 | 乾燥毛・敏感肌(皮脂が少なく脱脂に弱いタイプ) |
| 期待できる効果 | パサつき・フケ・かゆみを大幅に軽減 頭皮の油分・水分バランスが整いやすくなる |
| 避けたい成分 | ラウレス硫酸Na オレフィン(C14-16)スルホン酸Na |
■ ベタつき・夕方のニオイが気になる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめ成分 | メチルアラニン系・タウリン系 (適度な洗浄力でしっかり皮脂をオフ) |
| 向く髪質・頭皮タイプ | 皮脂が多い頭皮・夕方にベタつきやすい人 ニオイや根元の重さが気になりやすいタイプ |
| 期待できる効果 | ニオイ・ベタつきの悪化を防ぎ、清潔感をキープ “やさしいだけ”では洗いきれない皮脂を適度にオフ |
| 避けたい成分 | ベタイン系のみで構成された超マイルド処方 (皮脂量の多い頭皮には洗浄不足になる可能性) |
■ カラー毛・ブリーチ毛・熱ダメージ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめ成分 | ココイル系+補修成分(ケラチン・シルク・コラーゲン) (マイルド洗浄 × 内部補修の最強組み合わせ) |
| 向く髪質・状態 | カラー毛 / ブリーチ毛 / 熱ダメージ毛 乾燥・パサつき・ゴワつきが出やすい髪 色落ちが早いと感じる人 |
| 期待できる効果 | 色持ちの改善・質感の向上 ゴワつきの軽減 毎日の洗髪ダメージを最小限に抑える |
| 避けたい成分 | 強洗浄成分(ラウレス硫酸Na、オレフィン系など) アルコール高濃度 (乾燥・褪色・ごわつきが加速しやすい) |
■ くせ毛・広がりやすい髪
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめ成分 | ココイル系・タウリン系+保湿成分 (やさしい洗浄力 × 高い保湿力) + γ-ドコサラクトン(熱補修成分) |
| 向く髪質 | くせ毛・広がりやすい髪 湿気で膨らむ/乾燥でパサつくタイプ 扱いにくさを感じやすい髪質 |
| 期待できる効果 | 髪の水分保持力アップ 広がり・パサつきの軽減 ブロー後のまとまりが良くなる 熱補修で扱いやすさが大幅に改善 |
| ポイント | 強洗浄成分は乾燥を招き広がりが悪化 「保湿力 × 熱補修」の組み合わせが最重要 |
■ ボリュームが出ない・ペタッとしやすい髪
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめ成分 | メチルアラニン系・タウリン系 (軽さ×適度な洗浄力で根元が潰れにくい) |
| 向く髪質 | ペタッとしやすい髪 軟毛・猫っ毛 根元のボリューム不足を感じるタイプ |
| 期待できる効果 | 根元の立ち上がり改善 軽やかな仕上がりでふんわり感アップ ぺたんこ髪の“夕方のつぶれ”を抑える |
| 避けたいポイント | “しっとり系”の重め処方 高保湿すぎる成分の組み合わせ (重さが出て根元が余計に寝やすい) |
■ 頭皮トラブル(赤み・かゆみ・フケ)が出やすい
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| おすすめ成分 | ココイル系・ベタイン系中心の低刺激処方 (肌負担の少ないマイルド洗浄 × やさしい泡質) |
| 向く頭皮タイプ | 敏感肌 季節の変わり目に荒れやすい 赤み・かゆみ・フケが出やすいタイプ 刺激を感じやすい人 |
| 期待できる効果 | 洗浄刺激の軽減 頭皮のゆらぎを落ち着かせる フケ・かゆみ・赤みの予防 頭皮環境のリセット |
| ポイント | 添加物は少ないほうが安心 防腐剤・香料が合わない人もいるため 刺激になりやすい成分が少ない“ミニマル処方”が相性◎ |
■ 結論:迷ったら「ココイル系 or タウリン系」を選べば失敗しない
美容師として長年サロンで施術してきた経験上、ほとんどの髪質に相性が良いのがこの2つ(ココイル系 or タウリン系)。
この“丁度よさ”が選ばれる理由です。
シャンプーに含まれる成分についてよくある質問

「この成分って髪にいいんですか?」
「◯◯硫酸って聞くけど、実際どうなの?」
美容室でも、シャンプーの成分についてお客様から質問を受けることは本当に多いです。
最近は成分表示を見る方も増えてきましたが、専門用語が多くて分かりにくいですよね。
そこでこの記事では、美容師の立場から、シャンプーに含まれる成分に関するよくある質問をわかりやすく解説します。
安全性や効果、副作用の有無など、知っておくと安心できるポイントを丁寧にまとめました。
市販のシャンプーを選ぶときに「結局どれがいいの?」と迷ってしまう方は、ぜひ参考にしてください。
あなたの髪と頭皮に合ったシャンプー選びができるようになりますよ。
ラウレス硫酸Naは本当に危険なの?
-
結論から言うと、成分自体が危険なわけではありません。
ただし、洗浄力がとても強いので“合わない人には負担が出やすい成分” です。■ 負担が出やすい理由
・必要な皮脂まで落としやすい
・乾燥・パサつき・カラーの色落ちが進みやすい
・敏感肌には刺激になることがある■ 逆に問題が少ない人
・皮脂が多い
・さっぱりした洗い上がりが好き
・ダメージが少ない髪■ まとめ
ラウレス硫酸Naは「危険」ではなく、“乾燥・ダメージ・敏感肌の人には向きにくい成分” というイメージが正しいです。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは要注意?
-
結論から言うと、洗浄力が非常に強いため、髪質によっては注意が必要な成分 です。
サロンでも「落ちすぎる」と感じることが多い洗浄剤です。■ 注意したい理由
・皮脂をしっかり落としすぎて乾燥しやすい
・ダメージ毛のパサつきが悪化しやすい
・カラーの褪色が早くなりやすい特に 乾燥毛・ブリーチ毛・敏感肌 とは相性が良くありません。
■ むしろ合う人
・皮脂が多い
・ベタつきが気になる
・スタイリング剤を毎日使う
こういった方にはスッキリ洗えるメリットがあります。■ まとめ
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは、
“強い洗浄力が必要な人には向くが、乾燥・ダメージがある人には負担が出やすい成分” です。 香料・防腐剤(パラベン・フェノキシエタノール)は危険?
-
結論から言うと、成分そのものが危険というわけではありません。
ただし、人によっては刺激になりやすいため注意が必要です。■ どうして注意が必要なの?
・香料は刺激として反応しやすく、かゆみや赤みの原因になることがある
・防腐剤は敏感肌の人だとヒリつきやすい場合がある
・「香りが強すぎる」「刺激が出やすい肌」だと相性の悪さが出やすいとはいえ、どちらの成分も 安全性を確認したうえで使われている ため、
一般的には問題なく使えるものだよ。■ 特に注意したい人
・敏感肌
・季節の変わり目にトラブルが出やすい
・香料の強い製品でかゆみを感じたことがあるこういった人は、無香料または添加物が控えめな処方を選ぶと安心。
■ まとめ
香料・防腐剤は「危険」ではなく、
“敏感肌の人には刺激になりやすい場合がある成分” というのが正しい見方。
過剰に怖がる必要はなく、自分の肌との相性で判断すればOKです。 シリコンを含むシャンプーは使わない方が良い?
-
結論から言うと、シリコンは悪者ではありません。
むしろ、髪の摩擦を減らしたり、手触りを良くしたりする“保護成分”としてとても優秀です。■ シリコンは危険じゃない理由
・安全性は高い
・髪の表面をコーティングして摩擦ダメージを防ぐ
・カラー毛やダメージ毛の引っかかりを減らしてくれる
・しっとりツヤのある仕上がりにしやすい美容師としても、ダメージ毛にはむしろあった方が良いと感じます。
■ 注意が必要なのはこんな場合
・細毛・軟毛で、重さが出るとペタッとしやすい
・シリコンが多すぎるとボリュームが出にくくなる
・洗い流しの悪い処方だと“重さ”が溜まりやすい※ただし、これは「使わない方が良い」という意味ではなく、
髪質に合わせて“軽めのシリコン”を選べば解決する話です。■ まとめ
シリコンは“使わない方が良い成分”ではなく、
髪の状態に合わせて使えばとても役に立つ成分。ダメージ毛・カラー毛・広がりやすい髪にはメリットが多く、
細毛の人は軽めのシリコン処方を選べばOKです。 アミノ酸系が安全とは限らないと聞いたけど本当?刺激がでない?
-
結論から言うと、
「アミノ酸=絶対に安全」というわけではありません。
ただし、一般的には 刺激が少なく、肌にやさしい洗浄成分 であることは間違いないよ。■ アミノ酸系でも刺激が出ることがある理由
・肌が極端に敏感な人は、どんな成分でも刺激を感じることがある
・アミノ酸系でも、組み合わせ次第で洗浄力が上がる場合がある
・香料や防腐剤など“別の成分”が原因で刺激が出ているケースも多いつまり、刺激の原因が“アミノ酸系そのもの”とは限らないということ。
■ アミノ酸系が向いている人
・乾燥しやすい
・敏感肌
・カラー毛・ダメージ毛
・かゆみが出やすいこういった人には、やっぱり相性が良いことが多いです。
■ まとめ
アミノ酸系は 基本的に安全でやさしい 洗浄成分だけど、
人によっては刺激が出ることもゼロではない のが本当。ただし、刺激の原因がアミノ酸成分とは限らないので、
「肌が弱い人はアミノ酸=正解」ではなく、
“全体の処方”を見て選ぶのがいちばん安心 です。 美容師が避けているシャンプーの特徴を教えて?
-
美容師が避ける理由はシンプルで、
「髪が扱いにくくなる」「頭皮トラブルが出やすくなる」
この2つが共通しています。以下は、サロンワークで実際に“仕上がりが悪くなる”と感じる代表例。
■ ① 強すぎる洗浄力のシャンプー
(ラウレス硫酸Na・オレフィン系など)
・カラーがすぐ抜ける
・毛先がパサつきやすい
・乾燥で広がる
サロンでも扱いにくい髪になりやすいため避けがち。■ ② 香料が強い・刺激が出やすい処方
・かゆみ、赤みの相談が多い
・香りでごまかしている印象の製品もある
敏感肌のお客様でトラブル頻発。■ ③ コーティング過多で髪が“硬く”なるタイプ
(高分子ポリマー・シリコン過多)
・引っかかりやすい
・トリートメントが入りにくい
・仕上げのまとまりが悪くなる■ ④ アルコール高濃度で乾燥を招くタイプ
・毛先が広がる
・パサパサに傾きやすい
ブローしてもまとまりにくいため避けることが多い。■ ⑤ しっとりしすぎて“根元がつぶれる”タイプ
(細毛・猫っ毛の方で多い)
・ボリュームが出ない
・前髪が割れやすい
軽さを損なう処方は避けがち。■ まとめ
美容師が避けるのは、
“仕上がりの質が下がるシャンプー”。
成分が悪いというより、
髪質とのミスマッチで扱いづらくなる処方を選ばない というだけ。
まとめ:危険成分は“知って選ぶ”だけで髪は劇的に変わる

シャンプー選びで大切なのは、「この成分は危険」「これは絶対ダメ」と決めつけることではなく、自分の髪質や頭皮に“合う・合わない”を理解すること です。
強すぎる洗浄力や刺激になりやすい成分も、必要な人にとってはメリットになる場合があります。
逆に、やさしい成分であっても、髪質に合わなければトラブルにつながります。
だからこそ、危険と言われやすい成分の特徴を知り、自分の状態に合った1本を選ぶだけで、髪は本当に扱いやすくなります。
毎日のシャンプーは、髪と頭皮への“積み重ねのケア”。成分を正しく知って選べば、
・パサつき
・カラーの褪色
・ゴワつき
・かゆみ
などの悩みは大きく減り、髪のまとまりやすさも一気に変わります。
あなたの髪に合う1本を見つければ、
毎日の仕上がりが自然と良くなり、サロン仕上げのような扱いやすさに近づいていきます。
