シャンプーの正しい捨て方について教えて?そのまま排水溝に流しちゃうと、排水溝が詰まると聞いたので怖くて、そのまま捨てることができません。
「シャンプーを使い切るって難しい!捨てるときはどうすればいいの?」
こんな人に向けて、捨て方の正しいルールや、再利用可能な使い方をご紹介。
例えば、「新聞紙や布にシャンプーを染み込ませて可燃ごみとして捨てる」、意外な用途として「お風呂の鏡に曇り止め」として使ったり、「リンスやコンディショナーを衣類の柔軟剤代わりに使う」など、誰も知らないシャンプーの使い道を紹介します。
✔本記事のテーマ
2001年〜2014年:府内美容室在籍
2014年8月:Hair Room Donico開業 美容師歴23年
▶▶ 美容師免許、管理美容師免許(美容師・管理美容師免許の概要)
「Hair Room Donico」は、癒しと美しさを追求するヘアサロン。アットホームな空間で、経験豊富なスタイリストが丁寧なカウンセリングを行い、髪質やライフスタイルに合わせた施術をご提供。お客様が自分らしく輝けるスタイルを提案し、心地よい時間を提供します。
▶▶ 美容所検査確認証(堺環薬第K-710号)
なかむラボを運営するHair Room Donicoは、大阪府の保健所から許可を受けた美容室です。掲載されている情報は、消費者庁の『アフィリエイト広告等に関する検討会報告書』や景品表示法に基づく『比較広告に関する景品表示法上の考え方』に従い、比較や広告紹介を行っています。
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なかむラボでは、以下の6つのポイントでシャンプーの比較検討を行っています。
マイクロスコープで中村がシャンプー前後の頭皮の汚れをチェックし、洗浄力の強弱を検証しています。
▶泡立ち具合(起泡力)◀
シャンプーモニターに中村がシャンプーを行い、泡立ち具合を確認しています。
▶頭皮のすっきり感◀
スキンチェッカーで頭皮に残る水分量と油分を確認し、シャンプーを流す際の泡切れ具合を中村が確認しています。
▶髪のきしみ具合◀
中村がタンパク変性テストで髪への負担を確認しつつ、モニターにドライ前の濡れた髪のきしみ具合を確認してもらっています。
▶香り◀
シャンプーモニターにシャンプー中とドライ後の香りを評価してもらっています。
▶髪のまとまり感◀
シャンプーモニターにドライ後の髪の質感やまとまり具合を評価してもらっています。
シャンプーの捨て方の正解は?そのまま排水溝に流さないで
シャンプーの捨て方について、あまり真剣に考えたことがない人も多いかも。
しかし、新しいシャンプーが合わなくて使わなくなったり、古くなってしまったり、プレゼントされたシャンプーが気に入らず放置していませんか?
シャンプーの捨て方には注意が必要です。
使い残しの原液をそのまま排水口に流すと、排水口や管が詰まる原因になることがあります。
洗髪後のシャンプーは、汚れが付着し、泡立ちが悪くなっているため、排水溝に流すことは問題ありません。
ただし、大量のシャンプー原液と水やお湯を一緒に流すと、トラブルが起きる場合も。
そのため、余ったシャンプーは適切な捨て方で処分することが重要です。
そのまま排水溝に流すのはNGなんだね。
生活排水となって環境に悪影響を及ぼすだけでなく、排水溝の詰まりの原因にもなります。
最悪の場合、水道業者を呼んで詰まり処理をしてもらう必要が出てしまうことも。
使わないシャンプーの残りは、自治体の指示に従って正しい手順で捨ててください。
使わないシャンプーの捨て方&注意点【自治体のHPも確認】
シャンプーは私たちの日常生活に欠かせないアイテムですが、使い終わった後の処分方法について、適切に行う必要があります。
シャンプーの容器はプラスチック製であることが多く、環境に配慮した処理が求められます。
使わなくなったシャンプーの捨て方と注意点についてご紹介します。
また、各自治体のホームページで提供されている情報も確認することをおすすめします。
環境保護に貢献しながら、シャンプーの処分を行いましょう。
正しい捨て方
ほとんどの自治体では、シャンプーやコンディショナーの中身は可燃ゴミに指定されています。
容器についても、可燃ゴミに指定されている場合はそのままゴミとして捨てて構いません。
(参考:株式会社エフシージー総合研究所)
ただし、容器が「不燃ゴミ」に指定されている場合は、そのまま容器ごと捨てることは避け、以下のような方法で処分しましょう。
2.中に古新聞やボロ布、キッチンペーパーなどを敷き詰める。
3.シャンプーを流し込み、新聞紙や布などに吸わせる。
4.ビニール袋は口をしっかり結ぶ、牛乳パックはふたを確実に閉じてガムテープで留める。
5.指定のごみ袋に入れて、可燃ゴミとして出します。
6.容器は不燃ゴミで出します。
空になったシャンプーのプラスチック容器は、中をよくすすいで不燃ごみとしての捨て方が一般的です。
シャンプーを適切に処分することで、排水口や環境への負荷を減らし、美しい地球を保ちましょう。
容器・空ボトルは中身を洗って分別
● 不燃ゴミ
シャンプーの容器や空ボトルは、分別して捨てる必要があります。
プラマークやリサイクルマークがある場合は、資源ごみとしてリサイクルするのが良いでしょう。
自治体によっては、ボトル本体とポンプノズル・キャップを分別する必要がある場合もあります。
またボトルはスポンジで洗う必要はなく、サッとでもいいので、中身をきれいに洗ってから捨てるようにしましょう。
捨てる際に知っておきたい注意点
「どうせ捨てるなら」と、いろいろな洗剤を一気に処分することがあるかもしれませんが、1点注意が必要です。
酸性タイプと塩素系タイプの洗剤を一緒に混ぜることは絶対に避けましょう。
この混合によって有害なガスが発生し、危険な状態になる可能性があるからです。
面倒でも、1種類ずつ別々の袋に流し込んで捨てるのが正しい捨て方なんだね。
未開封シャンプーの捨て方(中身入ったままボトルごと捨てるのはNG)
新品のまま未使用のシャンプーやコンディショナーを捨てる場合は、余りと同じ手順で処分することができます。
ただし、中身と容器を分別する必要があるかどうかを確認しておくことが重要です。
また、もし「買って忘れていた新品を捨てるのがもったいない…」と思う場合は、使用期限を確認してください。
使用期限内であれば、まだ使用できる可能性があります。
● 開封後⇒開封後半年~1年以内であれば使用可
最近では、天然素材が配合されたオーガニックシャンプーやコンディショナーが増えています。
防腐剤が入っていないシャンプーやトリートメントも多く販売されているので、香りがおかしく感じたり、中身が分離している場合は、使用を控えた方が良いでしょう。
このような状態は、製品が変質している可能性があるため、肌や髪に悪影響を及ぼす可能性があります。
注意深く使用期限や製品状態を確認し、問題があればメーカーや販売元に問い合わせてみよう。
シャンプー原液を排水溝に流してしまったら
シャンプーの原液を大量に排水溝に流してしまった場合、以下の手順に従って対処することがおすすめ。
水を流す
まず、大量の水を使って排水溝を流してください。水の流れによってシャンプーの濃度が薄まり、排水管に残留物が残る可能性が減ります。なるべく長時間水を流すようにしましょう。
環境に優しい洗浄剤を使用する
もし可能であれば、環境に優しい洗浄剤を使用して排水溝や下水道管を洗浄してください。環境に配慮された洗剤は、水質や生態系への悪影響を最小限に抑えるために開発されています。
プロに相談する
もし心配な場合や問題が解決しない場合は、地元の下水道公社や専門業者に連絡して相談してください。彼らは適切な処理方法やアドバイスを提供してくれるはずです。
誰も知らないシャンプー活用法【捨てるのもったいない!】
ここまで、主にシャンプーの捨て方についてお伝えしてきましたが、実はシャンプーには意外な活用法もあります。
これらの活用法を知っていれば、ご家庭で有効活用できるかもしれません。
捨て方と併せて、以下に紹介します。
例えば、シャンプーを洗剤代わりに使うことができます。
汚れがひどく付いた衣服を手洗いする場合、少量のシャンプーを水に入れて、その中で洗濯すると、きれいに落とすことができます。
また、シャンプーを足浴に使うこともできます。
シャンプーには、汚れを浮き上がらせる作用がありますので、疲れた足のむくみを解消するために、シャンプーを入れたお風呂に浸かることもできます。
他にも、シャンプーを使って洗車をすることもできます。
シャンプーには、油汚れを分解する成分が含まれていますので、車のボディをシャンプーで洗うことで、効率的に汚れを落とすことができます。
これらの活用法を知っていれば、シャンプーを有効に活用することができます。
● そうじ
● 洗濯前の予洗い
● ガラスや鏡のくもり止め
● メイク用のスポンジやブラシのお手入れ
そうじ
余ったシャンプーを浴槽やトイレの便器に垂らし、ブラシやスポンジで擦って掃除することができます。
この方法でシャンプーの良い香りが広がり、リラックスできるかもしれません。
ただし、トイレ掃除に使う場合は、使用する量に注意が必要です。
大量に使用すると、泡が立ちすぎて水が流しきれなくなる可能性があるため、適量を使用しましょう。
洗濯前の予洗い
ワイシャツの汗ジミなど、気になる汚れに対しては、シャンプーの原液を使って予洗いをすると、汚れが落ちやすくなる場合があります。
シャンプーの原液を汚れた部分に塗り、数十分放置した後、普通に洗濯機で洗濯すると、汚れが落ちやすくなります。
また、シャンプーを塗ったまま数時間放置することもできますが、放置時間が長すぎるとシャツにシミがつく場合があるので、注意が必要です。
この方法は、洗濯に必要な漂白剤が含まれていないシャンプーを使う場合に適しています。
ガラスや鏡のくもり止め
お風呂の鏡にシャンプーを塗ると、曇り止め効果が期待できます。
しかし、持続時間は短いため、お風呂を出る前に必ず水やお湯でしっかりと洗い流すようにしましょう。
洗い残しやシャンプーの残留物が白く跡となって残ってしまう可能性があるため、注意が必要です。
シャンプーは捨て方だけでなく、このような意外な活用法があることも覚えておくと、使い勝手が良くなるかもしれません。
メイク用のスポンジやブラシのお手入れ
余ったシャンプーは、メイク用のスポンジやブラシのお手入れにも最適です。
水洗いではなく、シャンプーを使って洗うことで、ブラシやスポンジの汚れをしっかりと落とすことができます。
また、ブラシのお手入れの場合は、仕上げにリンスで洗うこともできます。
柔軟剤の代わりになり、さらっとした仕上がりになるため、ぜひ試してみてください。
このように、余ったシャンプーを使って、身の回りのものをきれいにすることができます。
しかし、注意点として、シャンプーの成分によっては、素材にダメージを与える場合があるため、使用前に素材に適しているかどうかを確認してから使用するようにしてください。
【目からうろこ】リンスやトリートメントの再利用方法
シャンプーと同様に、リンスやコンディショナー、トリートメントなどのヘアケア製品も再利用が可能です。
以下に、それぞれの製品を活用する方法を紹介します。
リンス
リンスは髪の毛を柔らかくし、髪の毛をなめらかにする働きがあります。リンスを使った洗い残しは、洗剤の成分による肌荒れの心配がなく、肌に優しいため、衣類のすすぎ代わりに使用することができます。とくに、静電気が発生しやすい素材の衣類に使用すると、静電気を抑えることができます。
コンディショナー
コンディショナーは、髪の毛を保湿し、髪の毛のダメージを修復する働きがあります。コンディショナーを使った洗い残しは、革製品や合成皮革のお手入れに使うことができます。コンディショナーに含まれる保湿成分が、革製品を柔らかくし、保護する効果があります。
トリートメント
トリートメントは、髪の毛に栄養を与え、髪の毛を補修する働きがあります。トリートメントを使った洗い残しは、金属製品のお手入れに使うことができます。トリートメントに含まれる成分が金属を保護し、サビを防いだり、汚れを落としたりする効果があります。
ただし、これらの製品を再利用する場合には、適切な量を使用することが重要です。
多すぎる場合は、効果が逆になる場合があります。
また、使用する素材に合わせた製品を使用することも大切です。
これらの製品を上手に活用して、身の回りのものをきれいにしましょう。
衣類の柔軟剤としても優秀
リンスやコンディショナーは、衣類の柔軟剤としても再利用が可能です。
これらの製品に含まれる「陽イオン系界面活性剤」という成分が、柔軟剤の主成分と同じため、衣類を柔らかくする効果が期待できます。
リンスを柔軟剤として代用する場合には、原液のまま使用すると濃すぎるため、水で4倍から5倍に薄めたものを使用するようにしましょう。
このようにリンスやコンディショナーを再利用することで、柔軟剤のような仕上がりが期待できます。
ただし、適量を守り、洗濯機に投入する前に十分に薄めることが重要です。
柔軟剤が切れてしまったときは、ぜひ活用してみてください。
家電の掃除に使えば静電気の防止に
リンスは、家電の掃除にも役立ちます。家電には静電気が発生しやすいため、ホコリやゴミが付着しやすくなっています。
しかし、リンスには静電気の発生を防ぐ成分が含まれているため、リンスを活用することで、ホコリや汚れの付着を防ぐことができます。
リンスを水で5倍ほどに薄めたものを雑巾に浸し、固く絞ってから家電を拭き掃除してみてください。
また、フローリングや家具の仕上げ拭きにも利用できます。
リンスを仕上げに吹き上げることで、汚れがつきにくくなります。
このように、リンスは家電や家具の掃除にも役立つため、ぜひ試してみてください。
シャンプーの捨て方&古いコンディショナーやトリートメントの中身の活用法:まとめ
「余ったり使わなかったりしたシャンプーは、排水口へ流す」という捨て方は避けましょう。
先にお伝えしたように、新聞紙や布などにシャンプーを染み込ませ、可燃ごみとして捨てるのが適切です。
ただし、酸性タイプと塩素系タイプのシャンプーは、混ぜないように注意してください。
混ざることで有害な反応が起こる可能性があるため、それぞれ別々に処分するようにしましょう。
適切な処分方法を守ることで、環境にやさしく、安全に捨てることができます。